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 世界の山野草と高山植物

Auricula プリムラ オーリキュラ

プリムラ・オーリキュラは本来アルプスに自生する純粋な高山植物です。
古い時代、16世紀頃からイギリスで改良を繰り返され園芸化が始まったといわれています。
何世紀も栽培されてきた高い人気を誇るサクラソウです。
そのプリムラ・オーリキュラを何とか日本でも趣味の山草の1品種として
定着できないかと1995年、本場イギリスから導入してみました。(現在10,000ポット在庫)
当園で扱うこれらのオーリキュラは全て輸入品の株分け、挿芽などで、
英国オーリキュラ協会認定の、銘品との混合を防ぐため実生生産は行っておりません。
価格は本場イギリスのナーセリーと同じ単価に近づけるよう今もなお努力しています。


目次


商品イメージ

エッジ

商品イメージ

ファンシー/ストライプ

商品イメージ

レッド/イエロー/ブルー

商品イメージ

ダーク/アザー

商品イメージ

ダブル/ボーダー

商品イメージ

ライトセンター/
ゴールドセンター

銘品オーリキュラとは

プリムラ オーリキュラとは、本来ヨーロッパアルプスの高山に自生する高山植物で
日本では『アツバサクラソウ』の名前で呼ばれています。
16世紀の頃よりイギリスの趣味家の間で、交配選別が繰り返し行われ、
そして改良されて、17世紀に登場した『ショウ系』と呼ばれる葉や花に
白い粉の吹くタイプの登場でいっきに園芸化へのきっかけとなったプリムラです。

イギリスで銘品オーリキュラとして登録されるには幾つかの条件をクリアーし、
毎年開かれる品評会で優花が選別されます。
銘品オーリキュラとしての条件は通常5枚の花弁が6枚または8枚と偶数であること。
通常のサクラソウは雌しべが雄しべより突出した長柱花と、
雌しべが雄しべの下の方にある短柱花の2種類がありますが、
銘品オーリキュラの場合は、この短柱花のみが選別の対象となっており、
長柱花はどんなに美しい花でも基準から外されます。

そして、イギリスの協会では品評会で賞を獲得できた新しいオーリキュラだけに
銘品として、名前を付ける事が許されています。

オーリキュラの系統


現在では『ショウ系』のほかに『アルパイン系』、『ストライプ系』、『ファンシー系』、 『ダブル系』そして『ボーダー系』と呼ばれる一般的な系統まで細分化されています。

エッジ ショウ オーリキュラ
葉、花茎、花弁に白粉を含んだもの、花色は白、黒、緑の3色のみで構成されている。

@グリーン エッジ ショウ
白いサークルのみに白い粉がある品種、
ほとんどがグリーン色の花弁で花色は白、黒、緑の
3色のみで構成されている。

Aグレイ/ホワイト エッジ ショウ
白いサークルの外側にも花弁全体に白い粉を有し灰緑色、
あるいは灰白色の色調のもの

Bファンシー ショウ
白いサークルの外側に赤、黄色、紫のボディーカラーに
グリーンのエッジを有するもの。

ショウ セルフ オーリキュラ
葉、花茎、花弁に白粉を含んだもの、
白いサークルとさまざまなボディーカラーで構成される花

@レッド ショウ セルフ
赤い花弁に白いサークルを有するもの

Aブルー ショウ セルフ
紫色や青紫色の花弁に白いサークルを有するもの      

Bイエロー ショウ セルフ
黄色い花弁に白いサークルを有するもの

Cダーク ショウ セルフ
赤褐色から黒に近い色の花弁に白いサークルを有するもの

Dアザー ショウ セルフ
基本の3色に当てはまらない色に対して称されたもの

ストライプ オーリキュラ
花弁の中に絞りや縞が入り中心に白いサークルを有するもの

ダブル オーリキュラ
八重咲の系統

アルパイン オーリキュラ
白い粉が全く見られない個体、淡いクリーム色か黄金色のセンターサークルのもの

@ゴールド センター アルパイン
センターサークルが黄色、もしくは黄金色、外側の基本色は赤色、橙色、樺色のもの

Aライト センター アルパイン
センターサークルが淡いクリーム色から乳白色、外側の基本色は青色、紫色、
ピンク色のもの

ボーダー オーリキュラ
オウリキュラ初期の選別種で野生種に近いもの

管理方法


・植え替え
毎年一回花後、もしくは秋口に。

・用土
水はけが良く、通気性の良く保った用土を使用します。
火山礫、鹿沼土を1:1で必ず篩い、2mmから8mmで微塵を
取り除いて使用します。

・置き場所
一年を通して雨を避けられる場所を選び、水加減の出来るような
置き場所で管理。

春:成長が始まり、葉が展開しはじめる頃に肥料を与えてください。
4月下旬から30%遮光が良いと思います。
エッジ系は花芽が見え始めたら、窒素分の高い肥料を使用します。

花後は、枯れた花冠を切り落とし、種子を作るエネルギーを無駄に
消費させるのを防ぎます。花冠は茎の付け根ではなく花茎の上部で
ハサミを使い切り落としてください。
茎の付け根で切ると、切り口から雑菌が入った場合、
すぐに下部に広がって今居ます。
残った茎は乾燥して自然に取り除かれるようになります。

夏:遮光率を50%〜60%にします。
極力涼しく保つことと、やはり遮光が必要不可欠です。

灌水は6月7月はたっぷりと必要ですが、8月9月は控えめにします。
乾いたら灌水です。

秋:10月以降の灌水は最小限にします。

オーリキュラの魅力でもある葉の粉が水で流れてしまわぬよう、
水が葉に直接掛からぬよう注意して灌水します。

冬:冬囲いの時、鉢ごと土の中へ鉢高の半分から3分の2くらい埋め、
上から一回り大きいあき鉢をかぶせます。

これは、雪が直接株にのらず、雪ぐされになるのを防ぐ効果があります。
特にエッジ系は気をつけましょう。

寒さは−20℃でも大丈夫ですが、春の雪解け水が株全体に長時間かかると、
腐ってしまう恐れがあります。

地植えにした株でも空き鉢をかぶせる方が安全です。
(鉢の穴は通気の為、塞がらぬように)

銘品オーリキュラについて


現在、イギリスには北部、中部、南部といった地域で3つの厳格な
オーリキュラ協会が存在しております。

銘品オーリキュラとなるには、このオーリキュラ協会の毎年開催する品評会で
厳格なルールの下、約束事をクリアーして初めて認められ、
そして、賞を獲得できた新しいオーリキュラだけに
名前を付けることが許されております。

銘品オーリキュラは残念ながら種から殖やせません。結実しても、
その時点で交配されたものとなっているからです。

何百年にもわたり交配育種がくりかえされてきたヨーロッパ、
特にイギリスの育種家がその芸術的センスと手腕を彼らの人生をかけて
捧げてきた業績に敬意を表し、当園では軽々しく実生交配苗に
命名するといったことは謹んでおります。

繁殖はすべて挿芽と株分のみとして
イギリスの伝統ある遺産を引き継いでいこうと思います。